転職サイトってたくさんあるけど、どう違うんだろう。
自分に合った転職サイトの見つけ方のコツってあるの?

 

今回は、このような疑問にお答えします。

この記事で得られること

・転職サイトの種類がわかる
・自分に合った転職サイトの見つけ方がわかる

キャリアコンサルタントの私も、過去には転職サイトをいくつか利用してきました。

自分に合った転職サイトをその時々で使い分けした結果、望む転職ができました。

ここでは、私の成功体験だけでなく、人材紹介会社や人材派遣会社で働いた経験や、求人サイト運営の経験をもとに、自分にあった転職サイトの見つけ方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

転職サイトを5つの視点で分類

転職サイトは無数にあり、何がどう違うのか、どのサイトを利用すればいいのか、迷いますよね。

ここでは、次の5つに分けて解説します。

1【職種】職種別の転職サイト
2【性別】男性・女性に特化
3【年齢】若者・ミドル・シニアに特化
4【働き方】正社員・派遣・時短・フリー・副業などに特化
5【クラス】ハイクラス・一般・学歴不問などに特化

1【職種】職種別の転職サイト

「職種」による転職サイトの違いは、大きく2つに分けることができます。

1つは、リクナビNEXTや、マイナビ転職のように「複数の職種」を扱う転職サイト。

多くの職種を扱う転職サイト

・リクナビNEXT
・マイナビ転職
・doda(デューダ)
・エン転職
・ビズリーチ など

 

もう1つは、特定の「職種」や「業界」に特化した転職サイトです。

職種や業種に特化した転職サイト

・エンジニア専門
・クリエイター専門
・保育士専門
・医療系専門
・アパレル専門
・営業職専門
・広報職専門
・経理・財務専門
・不動産専門
・飲食店専門
・農業専門 など

このように、近年は「業種」や「職種」に特化した転職サイトが増えています。

特定の業種や職種で転職したい場合は、その分野の求人案件を専門に扱う転職サイトのほうが自分に合った仕事を見つけやすくなります。

また、専門特化した転職サイトは、「その業界で働く人の離職の要因」を熟知しているため、その不安がないことを売りにした求人案件も比較的多く掲載しているようです。

企業の採用担当者からは「専門分野に特化した人材紹介会社のほうがミスマッチが少ない」という声も耳にします。

2【性別】男性・女性に特化


「性別」による転職サイトの種類は、「男女兼用」「男性向け」「女性向け」の3つがあります。

一番多いのは、男女ともに対象とした転職サイトで、リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職、dodaなどの大手サイトがそうです。

大手の転職サイトでは、「女性に特化したサイト」を別途、運用しているところもあります。

具体的には、

「マイナビ転職 女性のおしごと」
「エンジャパン WOMAN」
「Woman Career(ウーマン・キャリア)」
「日経WOMANキャリア」
「女の転職type」

などです。

女性に特化した転職サイトは、バックオフィス系の求人が多く、フルタイム勤務以外の柔軟な働き方ができる求人も比較的に多く見られます。

※企業が募集する際に、男女どちらかを限定して求人を出すことはできません(男女雇用機会均等法)

3【年齢】若者・ミドル・シニアに特化

転職サイトは、「年齢別」にも大別できます。

大きくは、若者向けミドル向けシニア向けの3つに分けられます。
大手の転職サイトも、年齢によって、サイト別に運用しています。

例えば、マイナビは、

・新卒・既卒を対象とした「マイナビ」
・20代、30代を対象とした「マイナビNEXT」
・40代、50代を対象とした「マイナビミドルシニア」

このように、年代によっても転職サイトを分けています。

エン転職も、「30代・40代のミドル世代」に特化した転職サイトを、別途運用しています。

このように、年代別の転職サイトも増えています。
20代転職、30代転職、40代転職などで検索してみてください。
それぞれの年代に合った転職サイトが表示されると思います。

自分の年代にあった求人が多い転職サイトを利用することで、当然、自分の条件や経験に合った転職先を見つけやすくなります。

4【働き方】正社員・派遣・時短・フリー・副業などに特化

「働き方」による転職サイトの種類は、より細かく分かれています。

働き方の違いによるセグメント

・正社員での転職を希望する人
・派遣社員での転職を希望する人
・時短勤務での転職を希望する人
・フリーランスで働きたい人
・副業として働きたい人

このように、働き方の多様化が進むにつれ、求職者のニーズに合わせた転職サイトの数も増えています。

正社員以外の働き方を希望する場合は、派遣社員、時短勤務、アルバイト、フリーランス、副業など、特化した転職サイトを利用することで見つけやすくなります。

大手企業でも副業を認める企業が徐々に増えているので、それに伴い副業を紹介するサイトも増加傾向にあるようです。

5【クラス】ハイクラス・一般・学歴不問などに特化

最後は、学歴や経歴などの違いで分けた転職サイトを紹介します。

大きくは、3つに分けられます。

・一般的なクラス
・ハイクラス
・学歴不問クラス

一般的なクラスは、就業経験が2~3年以上ある、全ての社会人が対象です。

ハイクラスは、年収800万以上の求人をメインに紹介するような転職サイトです。
ヘッドハンティングのサイトもこのクラスに該当します。

そして、学歴不問は、高卒の方、ブランクありの方などを対象に、学歴を問わない求人を専門に扱う転職サイトです。

自身の学歴や経験などに適したサイトを活用することで、選考が通りやすくなります。

自分に合った転職サイトの見つけ方

前述したとおり、「転職サイト」は利用する人の属性やニーズにより、ある程度セグメントがなされています。

ということは、自分の属性や年齢、経験、希望する職種、働き方などから自分に合った転職サイトを選ぶことで、転職活動がよりスムーズになるわけです。

自分に合った転職サイトを見つける手順

①希望する働き方に制限がある場合

正社員以外の働き方、例えば、派遣社員、時短勤務、週3日、副業など、雇用形態や働き方を希望する場合には、それに特化した転職サイトを選ぶ必要があります。

一般的な転職サイトは正社員でフルタイムの求人案件が中心なので、そこで、派遣の仕事や、アルバイト、副業を探しても見つかりません。

希望する働き方が明確な場合は、それぞれに特化した転職サイトを利用しましょう。

その際、「派遣社員 求人」「時短勤務 求人」「副業 登録サイト」「クラウドソーシング」などで検索すると、自分が希望する働き方に合った転職サイトが見つかります。

各サイトに掲載されている求人案件は同じではないので、3~5サイト程度、複数の転職サイトを併用するとよいです。

②正社員での転職を希望する場合

正社員での転職を希望する場合は、

「総合型の転職サイト」
「年代別の転職サイト」
「職種に特化した転職サイト」

など、異なる視点でセグメントされたサイトの中から、自分に当てはまるサイトをクロスして活用するのがおすすめです。

総合型の転職サイトを利用するメリットは、何といっても求人案件の量の多さです。
大手企業の求人案件が多いのも総合型サイトの特徴です。

年代別の転職サイトを利用するメリットは、自分の経験や実績に最も近い求人案件が多いことです。現在と同レベルの業務内容や報酬の案件が見つけやすくなります。

職種に特化した転職サイトを利用するメリットは、転職により収入アップが見込めることです。

・同じ職種で、業界を変える
・同じ職種で、役割を変える

このような転職をすることで、収入アップが見込めます。その求人を最も見つけやすいのが、職種に特化した転職サイトです。

例えば、あなたが現在WEBデザイナーだとします。

WEBデザイナー

WEBディレクター

プロジェクトマネージャー

など、同じ職種でも役割を変える、キャリアアップさせることで年収を高めることができます。

また、職種や業界に特化した転職サイトは、その業界や職種を熟知している会社が運営していることが多いため、企業と求職者のミスマッチが少ないのも利点です。

総合型の転職サイトのコーディネーターは専門業務の内容について詳しくないため、転職してみたら聞いていた業務内容と違っていた、ということもあるようです。採用側からも、総合サイトからスキルが合わない人を紹介されたという声をよく耳にします。

まとめ

・働き方に条件がある場合は、働き方に適したサイトを利用する
・正社員希望の場合は、「総合+年代別+専門」サイトを併用する

以上、参考にしてみてください。

参考:私が目的に合わせて利用した転職サイト

参考までに、私がそのときの目的や希望する職種に合わせて活用した転職サイトをご紹介します。

WEBコンテンツライター
WEBコンテンツライターとして正社員の仕事を探していたときに利用し、QVCジャパンへ転職しました。

ECサイトの立ち上げメンバーというやりがいのある仕事、素晴らしい職場環境で働くことができました。

>>【マスメディアン】:宣伝会議グループ。まずは無料相談で希望を伝えるとよい

 

キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントとして幅を広げたいときに利用し、大手人材紹介会社、人材派遣会社での「キャリア面談専門業務」に就くことができました。

「企業内キャリアコンサルタント」の業務を34社で100名以上実施することができ、希望していた実績を得られました。

>>【マンパワーグループ】:世界80カ国にオフィスを持つ日本で最初の人材派遣会
>>【女の転職type】:正社員で長く働きたい女性のための転職サイト